布裂 ぬのきれ つないで受け継ぐ絲と布
自分の家で糸を紡ぎ、布を織り、着物が仕立てられていた時代、糸の原料の準備から始まり、糸を作り布に織りあげるまでには大変な手間と労力がかかりました。
布は貴重な財産とされ、布の裁断でも、多くの余り布が取れるよう工夫され、一片たりとも無駄にしないよう最大限に利用されました。
いくつもの手仕事によって生み出された布は、何度も水をくぐって色を変えながら、傷んだ場所を取り去り、仕立て直され、繕い、継ぎをあてられ、着物、布団側、おしめ、雑巾と形を変えながら擦り切れるまで使われ、最後は燃やされて灰になり、田畑にまかれてやっとその一生を終えます。
今回の展示では、幾度も再生を繰り返し伝えられた、「糸」と「布」から、布を最後まで十分に生かしきる知恵と技術、家族のためにより多くのものを作ろうという愛情などと共に、新古の布の色合いの美しさや力強さを見ていただけたらと思います。
【企画展の関連行事】
①ギャラリートーク 担当職員による展示解説 5月9日(土)13時30分~
②ロビーコンサート 6月13日(土)13時30分~
③藍の生葉染 7月18日(土)13時30分~ 場所:研修室・染室 定員:15人
イベントデータ
開催期間
2026年4月25日(土) ― 7月20日(月)
時間
開館時間:9時~17時
休館日:毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)
会場
福山市しんいち歴史民俗博物館
(福山市新市町新市916)
料金
入場無料
お問い合わせ
福山市しんいち歴史民俗博物館
0847-52-2992